訪問看護を通じ「地域共生社会」の実現にむけて
訪問医療事業部 次長 鈴木 博志
「人々はあまりにも多くの壁を造るが架け橋の数は十分ではない」万有引力で有名なアイザック・ニュートンの言葉です。
スマートフォンも電気自動車もない時代の物理学者の言葉ですが、心に響きます。
さて、日本の社会は類をみない速度で超高齢社会に突入しています。厚生労働省は団塊の世代が75歳以上になる2025年を目処に、住み慣れた地域で「自分らしい暮らし」を最期まで続ける事ができる地域包括ケアシステムの構築を推進しています。また精神障害についても、2004年に精神保健医療福祉の改革ビジョンで「入院医療から地域生活中心へ」という基本方針を示し、2018年の「これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会」では、精神障害者も地域の一員として「安心して自分らしい暮らし」ができるように対応した地域包括ケアシステムの構築も目指しています。これらは私たち地域住民も含め、一人ひとりの暮らしと生きがいを地域と共に創る「地域共生社会」の実現を目指すというものです。
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