心理社会的支援とは

共和病院では、患者様やご家族が希望を持ち、自分らしく生きる考えを促進するため、色々な手法を使って援助しています。

この援助を心理社会的支援と呼んでいます。

現在は、患者様にSSTや心理教育、ご家族に家族心理教育を実施しています。

自分のしたいこと、叶えたい夢をあきらめず、一緒に取り組んでみませんか?

詳しくは、心理社会的支援委員会のスタッフがお話をさせていただきます。

SST(社会生活スキルトレーニング)について

SSTとは…

社会の中で暮らしていくための対人スキル(身の回りの生活、人付き合い、過ごし方など)を身につけるための練習です。

できるようになりたいことや困っていることに対して、参加メンバーが意見を出し合いながら練習を行い、“自分にあった対処法”を見つけていきます。

参加者の方からは

  • 周りからアドバイスをもらえてためになった
  • みんなにほめられてうれしい
  • 練習したことができるようになった

などの声をいただいています。

心理教育・家族心理教育について

心理教育では、テキスト等を用いて各専門職からお話をさせていただきます。
ご家族向けには心理教育だけでなく交流会も合わせた(家族心理教育)を行っています。

家族心理教育では、ご家族が抱えている問題を整理し、解決の糸口を探ります。また、統合失調症を持つご本人とのよりよいコミュニケーションを考えます。
さらに、ご家族の不安や悩みを聴き、ご家族の心身の健康について考えていきます。
これらの取り組みを通じて、ご家族が「何とかやっていけるかもしれない」という気持ちを高めるプログラムです。

家族心理教育は科学的に根拠があり、ご本人の再発や再入院を予防し、ご家族の負担感を軽減する効果があります。
(国立精神・神経医療研究センター統合失調症情報提供ガイドより)